マップファイルとレシピファイルの仕様等を以下に記します。
- ファイル名称
暗号化方式 |
種類 |
名称(先頭1桁はドットです) |
可変暗号化 |
マップファイル |
.MAP-V****.txt |
レシピファイル |
.RECIPE-V****.txt |
固定暗号化 |
マップファイル |
.MAP-F****.txt |
レシピファイル |
.RECIPE-F****.txt |
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可変暗号化は、暗号化の結果が、ランダムになる方式です。(前述したXYZの暗号化をもう一度行うと、別の結果になりますが、このような暗号化です。)
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固定暗号化は、暗号化の結果が常に同じ内容となる方式です。
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名称の****の部分は、対となる「マップファイル」と「レシピファイル」で同じものを指定します。(後述「ChangeAuthMode」による例外を除きます。)
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名称の****の部分に使用できる文字は、アルファベット大文字と小文字、数字、アンダースコア( _ )、ハイフン( - )、カギ括弧開き・閉じ( [ ] )です。1桁~39桁の範囲で定義できます。VまたはFを含め最大40桁です。
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V****またはF****の箇所をPDELではレシピ名と呼びます。(氏名用のレシピ、メールアドレス用のレシピ、電話番号用のレシピ、住所用のレシピ、クレジットカード番号用のレシピ、…のように複数定義できます。)
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固定暗号化は「有効期限付き暗号化」または「セッション・ハイジャック・チェック付き暗号化」では行えません。
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ファイルを配置するディレクトリはPDEL専用INIファイルで定義します。
- マップファイル(内容とファイルサイズ)
暗号化方式 |
内容(文字コードはASCII) |
サイズ |
可変暗号化 |
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マップ文字列のみを定義します。
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改行コードを含めてはいけません。
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64バイト |
固定暗号化 |
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先頭64バイトはマップ文字列を定義します。
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次の64バイトは固定拡張文字列を定義します。
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最後の16バイトは固定マップキー文字列を定義します。
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改行コードを含めてはいけません。
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144バイト |
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ファイル内容は、ツールで作成できますが、以下にその仕様等を記します。
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マップ文字列は概略イメージ手順C参照。
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固定拡張文字列は、「マップ文字列をランダムに並べ替えた文字列」を定義します。マップ文字列と同じ並びの文字列は定義できません。
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固定マップキー文字列は3210321032103210をランダムに並べ替えたものを定義します。
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固定拡張文字列は、文字列の拡張を伴う暗号化(概略イメージ手順DのAddや後述Extend)で使用します。
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固定マップキー文字列は、概略イメージ手順Cの「文字の置き換え」で使用します。
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レシピファイル(内容と記述ルール)
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レシピファイルにはコマンドと呼ばれる文字列操作等を行う行を定義します。
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コマンドは一つのレシピファイル内で最大100件定義できます。
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コマンドのパラメータはコロン(:)で区切って指定します。
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シャープ(#)で始まる行はコメント行です。
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使用可能なコマンドは12種類です。詳細は仕様補足をご参考願います。
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改行コードは[LF]・[CR][LF]どちらでも構いません。
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文字コードは、コメントを除くコマンド行がASCIIであれば、Shift-JIS・EUC-JP・UTF-8何でも構いません。